こーひーぶれーく

花火の写真を撮ってみませんか?

2015年07月22日

今回は、簡単なようで意外と難しい花火の撮り方について解説します。
必要なものは、ホタル撮影の時と同じく、カメラ、三脚とリモコンケーブル(レリーズ)です。
リモコンを使うので、当然カメラはリモコンに対応していることとB(バルブ)モードを使えることが必要になります。
ピントや絞りもマニュアル(手動)で設定できる必要があります。

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特に花火撮影で重要なのは、頑丈な三脚を準備することです。
一見しっかりした三脚にカメラを固定していたとしても風の影響やシャッターを切った瞬間の機械的な振動(ミラーショック)などでカメラは微妙に揺れています。花火撮影では、少しでもカメラが揺れていると光跡が波のように揺れているのがそのまま写ってしまいますので、特に遠くの花火を望遠で撮影するような場合は、できるだけ頑丈な三脚を準備してください。

ISOは、基本感度(多くのカメラではISO100)にします。
ピントは、花火と同じくらいの距離にある街灯などを利用してライブビューを使ってマニュアルで合わせておきます。ズームレンズの焦点距離を変えた場合は、ピントも合わせなおす必要があるので注意してください。
ホタルと同様、花火は動きながら光跡を残していくので、基本的にシャッター速度を変えても明るさは変わりません。
一方、ホタルの場合とは逆に花火の光跡は、非常に明るいので絞りをF11程度に絞り込みます。
(遠くの花火を写す場合はF8以下、フィナーレの明るい花火を写す場合はF16以上に絞ることもあります。)

1本の花火だけを写す場合は、花火が昇って行くのを確認してシャッターを開き、完全に消えたのを見計らってシャッターを閉じます。だいたい3秒から5秒くらいです。
複数の花火を映しこみたい場合は、それに合わせて露光時間を長くします。また、休憩時間など花火が途切れる時間も露光することで背景や空を明るく映しこむことができます。

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ただ、小規模な花火大会だと(A)のように同じ場所に全部の花火が上がってしまい、せっかくの赤、青、緑の花火が重なって白っぽくなったり、沢山の花火を一枚に収めようとすると重なった部分が露出オーバーで真っ白になってしまうこともあります。
(B)のようにうまく位置がばらけてくれると良いのですが、次にどんな花火が来るのかわからないので偶然にたよるしかないでしょう。(花火の知識があれば、次に来る花火の位置や種類を推測して、黒く塗った「うちわ」でレンズの前を覆いながら写したい花火を取捨選択する一種の多重露光の手法も使えます。)
(C)は、フィナーレの花火です。花火大会では、最後に近づくほど大きな花火が連続して上がることが多いので、絞りを絞ったり露光時間を短くしたりして調整します。ただ、滞留する煙も多くなってくるのできれいに映すのは難しいと思います。

最後は、何枚かに分けて撮った写真を合成する方法です。
これも蛍の比較明合成と同じ手法で行えます。

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既にどんな位置にどんな花火が上がったのかわかっている状態で作業をするのですから、前述の「うちわ」を使った多重露光のように花火の知識は必要ありません。同じアングルで撮っておけば画面上で重ね合わせながら好みの組み合わせで合成することができます。
ただし、あまり比較明合成に頼ると不自然なCGっぽい絵になりがちです。重ね合わせは2、3枚程度に抑えておいたほうが綺麗に仕上がるでしょう。

 

祭事に関わる暦のお話

2015年07月01日

昨日(6月30日)大神神社や春日大社で「夏越の大祓」という行事が行われました。 京都では「水無月」というお菓子を食べる風習もあるそうです。 もともとは、1年の半分を過ぎた日「夏の終わり」の行事で、全国的に見ると7月31日に実施するところも結構あります。同じ奈良でも都祁の小倉八柱神社では7月上旬(今年は7月5日)に行われます。

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こんな風に同じ起源の行事でも旧暦の月日をそのまま新暦に当てはめているところもあれば、季節感を重視して日にちを変更してしまったところもあるのは、節分や花まつりなど他の祭事でも多く見られます。
それでも本来の旧暦に合わせて年ごとに月日を変えて実施するところが少ないは、明治の改暦のときに旧暦の使用が厳しく取り締まられた影響なのではないでしょうか。

もともとは、1月1日は新月(つまりリセットされたゼロの状態)から始まり、小正月(1月15日)は、その年の最初の満月のお祝いでした。それだけ昔の人の生活に月の満ち欠けが大きく影響していたということなのでしょう。実際、潮の満ち引きは太陽よりも月の引力の影響が大きいですし、現代の都会のような人工光が無ければ、月の満ち欠けで夜の明るさは信じられないほどの違いがあります。科学的にも月の存在が地球上の生命に及ぼす影響は想像以上に大きいと言われています。

1年365日(正確には365.2422…日)を月の満ち欠けの周期約29.53日で割ると1年が12.37…月と12カ月よりもかなり長くなるので、1年12カ月で暦を作るとたった3年で約1か月のズレが出てきます。旧暦では、それを調整するために約3年に一回、閏(うるう)月として年の途中で同じ月を2回入れて、1年13カ月にしていたそうです。

↓ 2014年に閏月があったので2015年の旧正月は遅めの2月19日になりました。

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しかし、1年でだいたい11日ずつ旧正月の日が早くなっていくので、3年目の2017年には、再び閏月を入れてズレを元に戻します。

こんな風に聞くと旧暦ってすごく大雑把なように感じるかも知れませんが、実際は、春分、夏至といった太陽の動きに関わる重要な節目は、二十四節気(一種の太陽暦)で決められていましたので、昔の人は太陽の動きと月の動きの意味を正確に把握してちゃんと使い分けていたのが分かります。

ところが、明治政府がそれを突然無理やり改暦してしまった結果、同じ行事の開催日が地域によってまちまちになってしまったのです。
さらに、歴史のある暦を厳しく禁止してしまったばかりに、六曜(大安、仏滅など)のような迷信!?が広まってしまったのも改暦の産物と言われています。「仏が滅びる」なんて意味不明ですし、仏教とも関係がありません。

ちなみに政府が影響の大きさを精査せずに改暦を急いだ背景には財政難(13カ月目の公務員の月給を払えなかった)があったそうですよ。^^;

針テラス情報館のレイアウトを変更

2015年06月29日

針テラス情報館のレイアウトを変更しました。

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休憩コーナーのテーブルや椅子を中央ホールに集めました。
現在、ホットコーヒーとアイスコーヒーを提供中ですが、今後メニューも充実させていきます。

針テラスにお越しの際は、針テラス情報館で休憩して行ってくださいね~

ホタルの写真を加工してみませんか?(ノイズ処理編)

2015年06月28日

2015年5月に掲載した「ホタルの写真を加工してみませんか?」のノイズ処理編です。

ホタル撮影では、貴重な時間を無駄なく撮影に使うためにカメラの「長秒時露光NR(ノイズリダクション)設定」をOFFにすることをオススメしていますが、その場合のノイズ対策方法です。
長秒時露光NRというのは、カメラ内でどんなことをやっているのかというのを解説すると下記のようになります。

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たとえば1分間の露光を行った場合だと撮影が終了した後、自動的にカメラがシャッターを閉じた状態で同じ時間(1分間)再度露光を行いノイズだけのデータを採取します。
この場合、光は入ってきませんので、イメージセンサーの発熱によるぼやっとした赤いノイズや特定の画素が飽和して発生する輝点状のノイズがデータとして記録されます。
最初に1分間露光で撮影したホタルの画像(A)と次に1分間かけて取得したノイズだけの画像(B)の引き算処理を行うことでノイズが取り除かれた画像を記録するという仕組みです。
カメラによっては、1回目の撮影の後、2回目のシャッターを切るとNR処理を中断して2回目の撮影に入れるタイプのものもありますが、その場合は、2回目の撮影が済んだあと再度NR処理に入るため、結局処理時間がどんどん蓄積されていきます。

要するに撮影を行うたびにノイズのデータを取得することが問題なので、ノイズのデータは1枚だけ取得しておき、ノイズ軽減の処理は家に帰ってからパソコンで行えば良いのです。
具体的には、ホタル撮影が全部終了してからレンズにキャップをして、撮影時間と同じ時間露光した「ノイズだけの画像」を記録しておきます。
ノイズの発生具合は、気温に左右されますので、家に帰ってからではなく、現場で取得することが重要です。露光時間に関しては厳密に撮影時と同じでなくても大丈夫ですが、気になるようでしたら、30秒、1分、2分のように何枚か取っておくと良いでしょう。

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パソコンでの処理は、「ホタルの写真を加工してみませんか?」で紹介したレイヤー合成と同じです。
撮影した画像の上にノイズだけの画像をレイヤーで重ねて、メニューから「差の絶対値」を選びます。
この時、ノイズだけの画像の明るさやコントラストを微調整して、一番ノイズが目立たないところを探し出すとさらに良いでしょう。

ノイズには、上のようにいつも決まった場所に出るものだけでなく、ランダムに発生するものもあるので、ほかにもランダムなノイズを軽減する方法は色々ありますが、長秒時露光のノイズについては上の方法が簡単な割に効果が高いと思います。
ノイズで困っている方は是非試してみてください。

ホタルの写真を撮ってみませんか?(上級編)

2015年06月27日

→ ホタルの写真を撮ってみませんか?(2014年6月掲載)の上級編です。
→ ホタルの写真を加工してみませんか?(2015年5月掲載)も参考にして下さい。

【 レンズについて】

最近のデジカメは、ISO感度を上げて撮ることができるので、ゲンジボタルくらいの明るさがあれば普通の標準ズームレンズでも十分撮影は可能です。ただ、ISO感度を上げればそれに比例してノイズが増えてきますし、後から明るさやコントラストを補正するなどの加工の余地を残しておくためにも明るいレンズ(Fの値が小さいレンズ)を使った方が綺麗に撮ることができます。
また、明るいレンズであればピントを合わせる位置や絞りを変えるなど表現にも幅が出せます。

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そこでオススメするのが単焦点レンズです。単焦点レンズは、ズームができない代わりに明るくて軽量、同じクラスの高級ズームレンズよりも価格も安くて手軽に購入できます。
各社の焦点距離50mmでF1.4くらいのレンズが特に安くてホタル撮影に最適です。
上の写真左側が85mmF1.8、右が24mmF1.8ですが、撮影場所によって24mm~100mmくらいの間で何本か準備できれば完璧でしょう。
ズームレンズは、焦点距離を変えるとピントの位置も変わってしまうものが多いですが、単焦点の場合は、あらかじめピントを無限遠に合わせてテープで固定しておけば、(近い距離の花などにピントを合わせたい場合は除いて)大抵の場所の撮影に対応できるので暗闇でピント合わせに悩むこともありません。

【 タイマー付きリモコンレリーズ】

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次は、タイマー付きのケーブルリモコンレリーズです。
タイマー無しのレリーズで手動でシャッターのON/OFFをすれば、ホタルの「乱舞の呼吸」に合わせて、より短い時間に沢山のホタルを写し込んだり、車のライトが近づいた時には即座にシャッターを閉じたりと臨機応変に対応できますが、最初から合成前提で撮影するのであれば、これを使った方が楽です。
例えばタイマーを露光1分に設定して、連続で60回(1時間)繰り返し撮影することもできます。
(カメラ側の長秒時露光のノイズリダクション機能は必ずOFFにしておきます。)

タイマー無しのケーブルしか持っていない時は、カメラをM(マニュアル)モードで長めの露光時間(例えば30秒)にして、連写モードで、ボタンをONで固定する方法や、カメラによってはインターバル機能を使う手もあります。

ただ、デジカメは連続して撮影するとイメージセンサーの発熱でノイズが蓄積してきますので、タイマーや連写を使わずに、ホタルの「乱舞の呼吸」に合わせて手動でシャッターをON/OFFした方が綺麗に撮れます。

【 遮光アイテム】

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さて、上の写真の左上は厚紙を艶消し黒で塗装したもの、右下は黒い布です。
布の方は、ライトを遮ったりするほか、カメラにかぶせてモニター画面などの光が後ろの人の迷惑にならないようにします。
厚紙はレンズの前を遮って車のライトを防ぐほか、グラデーションフィルター代わりにも使えます。
例えば1分の露光のうち55秒までは空の部分を厚紙で隠しておき、その後ゆっくりと厚紙を取り除くことで、空の部分にハーフNDフィルターのような効果を出すことができます。

【 緊急時用のLEDライト】

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最後はLEDライトですが、これはホタル撮影では(特にほかに人がいるようなところでは)使いません。あくまでも緊急用として持参しています。
携帯のディスプレイでも明るすぎるくらいですので、レンズの付け替えなどもできるだけ灯りを使わずに手探りで行いましょう。

いよいよ大和高原のゲンジホタルも最終ステージです^^/
素敵な写真が撮れるといいですね!

 

ゆるきゃらケーキ「ゆきま~る」

2015年06月19日

王寺町のゆるキャラ「雪丸」のケーキ「ゆきま~る」をゲットしました!
近鉄王寺駅改札横の「CAKE hinata」で販売しているのですが、1日限定20個なので、夕方とかに行ってもまず手に入りません(涙)

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抹茶スポンジ&あんこ、いちごのムース、パンナコッタを重ねて求肥で包んであります。和の風味とイチゴの酸っぱさ、チョコレートの甘さとモチモチ求肥のコラボレーションです。
1個400円、ゲットできたらラッキー?!

都祁のササユリ

2015年06月18日

奈良市街、率川神社のゆりまつり(三枝祭)は終わりましたが、都祁でも時々ササユリが自生しているのを見かけます。
こちらは、小倉町の八柱神社の斜面に咲いているササユリです。

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沢山咲いていますが、かなり急な斜面なので近づくことは難しいです。

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何とか一番近い花をクローズアップで撮ってみましたが…^^;
貴重な植物なので、折ったり掘り返したりしないでくださいね。

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写真集「写真で綴る 大和高原」発売開始!

2015年06月16日

オリジナル写真集 「写真で綴る 大和高原」を発売開始しました。
(A4サイズ表紙含め20ページ:税込500円)

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こちらのホームページやブログで紹介した大和高原の絶景写真が満載!(表紙裏表紙含め44枚)
全ての写真の撮影データと撮影場所の概略地図も入っていますので撮影旅行の参考にもご活用ください。

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針テラス情報館(つげの畑高原屋)、奈良町情報館でお求めいただけます。
ネット通販でもお求めいただけます。

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全ての写真の撮影時のデータ(年月日、焦点距離など)と概略地図も付いています。

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また、明日6月17日から7月20日まで、奈良市ならまち格子の家にて、「銀河の写真展」を開催します。(月曜日休館、7/20は開館)
※写真集に収録の写真と写真展に展示の写真は一部共通のものがあります。

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写真集「写真で綴る 大和高原」近日発売

2015年06月12日

ご好評の「写真で綴るならまち 奈良公園」に次いでオリジナル写真集 「写真で綴る 大和高原」を近日発売予定です。(A4サイズ表紙含め20ページ:税込500円)

yamatokougenphotos

こちらのホームページやブログで紹介した大和高原の絶景写真が満載!(表紙裏表紙含め44枚)
全ての写真の撮影データと撮影場所の概略地図も入っていますので撮影旅行の参考にもご活用ください。

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針テラス情報館(つげの畑高原屋)、奈良町情報館でお求めいただけますが、ネット通販についても準備ができ次第開始します。

また、6月17日~7月20日、奈良市ならまち格子の家にて、「銀河の写真展」を開催します。
※写真集に収録の写真と写真展に展示の写真は一部共通のものがあります。

ホタルの写真を加工してみませんか?

2015年05月30日

ここでは「ホタルの写真を撮ってみませんか?」でご紹介したホタル写真の比較明合成の方法について記載します。

人工光や月の明かりが入るような環境では、ホタルよりも背景が明るくなってしまい、なかなかうまく写真に撮ることができません。そんな場合は、しっかりと三脚でカメラを固定して、短めのシャッター速度で何枚か撮っておきます。
ここでは、例として2枚の写真をパソコン上で合成してみます。
アプリケーションソフトとしては、Photoshopを使用していますが、これはプロ用の高価なソフトなので、一般的には簡易バージョンのPhotoshop Elementsや同じような機能のある写真加工ソフトでもかまいません。

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↑ 先ず2枚の画像をレイヤーで重ね合わせます。2枚目の画像をコピーして、1枚目の画像を開いている状態の上にペーストします。大きな画面上では、上のレイヤーになった2枚目の画像だけが見えている状態です。

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↑ 上側(画像2枚目)のレイヤーが選択されている状態で、レイヤーウインドウの「通常」と書いてあるボタンをクリックしてメニューから「比較(明)」を選択します。
すると、上の絵のように大きな画面上には、背景の明るさがもとのままで2枚の写真のホタルが合成された画像が表示されます。普通は、これだけでも十分なのですが、大仏蛍のように背景や前景が明るすぎる場合は、下記の方法も参考にしてみて下さい。

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↑ 今度は、メニューから「差の絶対値」を選択します。すると2枚の画像の異なる部分だけが大きな画面上に表示されます。
具体的には、背景や前景がまっ黒になって消えてしまい。ホタルだけの画像ができあがります。

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↑ 次に「比較(明)」で最初に作ったホタルと背景の画像と次に「差の絶対値」で作ったホタルだけの画像をレイヤーで重ね合わせます(合成方法は「通常」のまま)。不透明度をクリックすると出てくるスライドバーで上側のレイヤーの不透明度のパーセントを変更することで、ホタルの明るさは変えずに背景・前景を好みの明るさに変更できます。

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↑ 出来上がった画像の例

 

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