月が出るとホタルは光らないの?

2016年06月10日

下記は、2014年6月に掲載した記事を一部更新したものです。

 

蛍に関する諸々なこと…

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ホタルは光を使ってコミュニケーションをとりながら繁殖活動をしています。ですから、明るいところが大嫌い。日が沈んで周囲が薄暗くなっても、空に明るさが残っている間はまだまだ活発には活動しません。
ホタルが活発に活動するには周囲の明るさが0.1ルクス以下になる必要があると言われています。
それに対して、満月の夜は0.2ルクスもの明るさがあって、ホタルにとってはまだ夜になりきっていないのと同じ。晴れていて月の光が当たるような場所では、ほとんど活動しません。
ホタルが活発に飛ぶのは夜8時~9時ですが、2016年6月の月の満ち欠けを見てみると、6月20日(月)が満月で、22日(水)の月の出が20時30分、それ以降は月の出が少しずつ遅くなって行くので、6月中旬よりも下旬の方が月の光に邪魔されずに観賞できそうです。

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結論から言うと、ホタルの生息地近くで故意に車のハザードを点けるのは絶対に止めてください。
ホタルは、一生のうちのほんの短い時間だけを使って光でコミュニケーションしながら繁殖活動をしているです。これに対して、ホタルの光の何千倍も強い車のライトで照らすことはホタルの活動を攪乱する行為でしかありません。
真っ暗闇で静かに観賞しているとホタルは2~3分間の周期で非常に明るく光ったり、あまり光らなかったりを繰り返しているのがわかります。後から来た車がハザードを点けるとその直後の20秒ほどは強く光るのですが、そのあと5分近くさっぱり光らなくなる(新しい車が来るたびにこれの繰り返しでいつまでたっても美しい乱舞が見られない!)のです。
到着したばかりで目が暗闇に慣れていないとハザードにホタルが寄ってくるように見えるのでしょうが、ハザードを点ける前はもっと綺麗に光っていたのに~と言いたい気持ちになります^^;
生息地に到着したら、ライトや室内灯などの人工光を全部消して自分の目を暗闇に慣らすことから始めましょう。

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懐中電灯に関しても車のライトと同じで、ホタルにとっては大迷惑なので絶対にホタルに向かって照らさないで下さい。
生息地によっては、懐中電灯はおろか、携帯電話の持ち込みまで禁止しているところもあります。(まれに全方向を照らす蛍光灯式のランタンを持って歩いている人がいますが、いったい何を見に来たんでしょう?)
目を慣らしてもなお足下が不安な暗闇の場合は、小型のペンライトなどで真下だけを短時間照らすようにお願いします。
さて、懐中電灯に関してもうひとつ。最近市販されている小型懐中電灯のほとんどがLEDを使ったものです。これを一生懸命ホタルに向かって点滅させてホタルの気を引こう?としている人がいますが、周囲の人の迷惑になっているだけです。ホタルは光の色(スペクトル)の違いに敏感で、LEDの青色ベースの光には、決して寄ってきませんので無駄なことは止めましょうね(^^;

なお、ホタルの捕獲に関しては、いくつかの生息地で公園条例などで禁止されています。禁止されていない場所でも来年また同じ場所でホタルを見るためにも捕獲したり持って帰ったりすることは止めましょう。
ちなみにホタルの成虫は直ぐに死んでしまうので、ビジネス的にもあまり価値が無いそうで、「養殖業者」は昼間に卵の付いたカワニナごとごっそり取って行くんだとか。オイオイヽ(`Д´#)ノ
あと、まあ常識的なことなんですが、大声で騒いだり、狭い一本道に路上駐車したり、地域の方の迷惑になる行為は差し控えて静かに楽しく観賞しましょう。

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