ディズニーランドになれなかった遊園地のお話 (その1)

2014年02月28日

かつて奈良市北部にあった遊園地、奈良ドリームランド(1961-2006)のお話です。

参考:かつて奈良にあったモノレールのお話

奈良に住んでいる大人の人なら誰でも知っている 奈良ドリームランド。開園したのはロサンゼルス(アナハイム)に最初のディズニーランドができた1955年からわずか6年後の1961年でした。
松尾國三氏(のちの日本ドリーム観光代表)が開園当時のディズニーランドに感激し、ウォルト・ディズニーに直接面会し日本に誘致しようとした事が始まりだと言われています。
紆余曲折あって誘致契約はうまく行かずディズニーランドと名乗ることもできないまま長らく継続され、最終的には経営難などで2006年に閉園されました。
現在の感覚で言えば単なるパクリ遊園地になってしまうのですが、何しろ60年近く前のことです。ビジネスの習慣も知的財産権に対する意識も今とは全然違う時代の出来事、交渉がかみ合わなかったことは想像に難くありません。(余談ですが、当時は宝塚ファミリーランドなどにも「ディズニーそっくりアトラクション」がいくつかありました)
しかし驚くべきは、本家で撮影した写真をもとに、ほとんど同じスケールで、パークごとそっくり再現してしまったオーナーの実行力です。

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こちらは、正面ゲートにあった鉄道駅です。土手の高さなど、どちらかと言えば本家よりも迫力があります。車両の方もそのまま軽便鉄道として使えるほどの本格的なもので駅はひとつ(駅を二つ以上作ると日本の法律上、軽便鉄道扱いとなるため)でしたが、外周約1.5kmと長く、途中には本物の信号機やトンネルもありました。トンネルの中にグランドキャニオンのジオラマが再現されていたのも本家と同じです。
駅の横にはホテルも併設されていたので、奈良への修学旅行でここに泊まったという方も多いでしょう。

さて、次は馬車レールの走るメインストリートの奥にそびえるお城です。

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東京ディズニーランドのシンデレラ城がドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしたという噂がありますが、それは間違いです。(シンデレラ城のモデルはフランスの複数のお城や宮殿であると公式ホームページも書いてあります。)
アナハイムのディズニーランドにある「眠れる森の美女のお城」のモデルがノイシュヴァンシュタイン城なのですが、作りが単調で塔の数が少ないながら、色遣いなどもちゃんと再現されています。シンデレラ城ほど背が高くないのは本家も同じです。

次回に続く^^;
http://www.hariinfo.jp/blog/other/3316.html

【お願い】
奈良ドリームランドは2006年の廃園後も乗り物などがそのまま残っているということで「廃墟マニア」と呼ばれる人が侵入しているという話がありますが、私有地に無断で侵入することは違法な行為なので絶対に止めてください。

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