ホタルの写真を加工してみませんか?(ノイズ処理編)

2015年06月28日

2015年5月に掲載した「ホタルの写真を加工してみませんか?」のノイズ処理編です。

ホタル撮影では、貴重な時間を無駄なく撮影に使うためにカメラの「長秒時露光NR(ノイズリダクション)設定」をOFFにすることをオススメしていますが、その場合のノイズ対策方法です。
長秒時露光NRというのは、カメラ内でどんなことをやっているのかというのを解説すると下記のようになります。

choubyouNR

たとえば1分間の露光を行った場合だと撮影が終了した後、自動的にカメラがシャッターを閉じた状態で同じ時間(1分間)再度露光を行いノイズだけのデータを採取します。
この場合、光は入ってきませんので、イメージセンサーの発熱によるぼやっとした赤いノイズや特定の画素が飽和して発生する輝点状のノイズがデータとして記録されます。
最初に1分間露光で撮影したホタルの画像(A)と次に1分間かけて取得したノイズだけの画像(B)の引き算処理を行うことでノイズが取り除かれた画像を記録するという仕組みです。
カメラによっては、1回目の撮影の後、2回目のシャッターを切るとNR処理を中断して2回目の撮影に入れるタイプのものもありますが、その場合は、2回目の撮影が済んだあと再度NR処理に入るため、結局処理時間がどんどん蓄積されていきます。

要するに撮影を行うたびにノイズのデータを取得することが問題なので、ノイズのデータは1枚だけ取得しておき、ノイズ軽減の処理は家に帰ってからパソコンで行えば良いのです。
具体的には、ホタル撮影が全部終了してからレンズにキャップをして、撮影時間と同じ時間露光した「ノイズだけの画像」を記録しておきます。
ノイズの発生具合は、気温に左右されますので、家に帰ってからではなく、現場で取得することが重要です。露光時間に関しては厳密に撮影時と同じでなくても大丈夫ですが、気になるようでしたら、30秒、1分、2分のように何枚か取っておくと良いでしょう。

sanozettaichi

パソコンでの処理は、「ホタルの写真を加工してみませんか?」で紹介したレイヤー合成と同じです。
撮影した画像の上にノイズだけの画像をレイヤーで重ねて、メニューから「差の絶対値」を選びます。
この時、ノイズだけの画像の明るさやコントラストを微調整して、一番ノイズが目立たないところを探し出すとさらに良いでしょう。

ノイズには、上のようにいつも決まった場所に出るものだけでなく、ランダムに発生するものもあるので、ほかにもランダムなノイズを軽減する方法は色々ありますが、長秒時露光のノイズについては上の方法が簡単な割に効果が高いと思います。
ノイズで困っている方は是非試してみてください。

blog information 奈良の特産品ネットショップ
都祁・針の見どころ・観光スポット(194)
おすすめイベント情報

針テラス情報館 facebookページ

ならまち情報サイト
△このページの先頭に戻る△